ケフィアの発祥の地
ケフィアはグルジア、アルメニア、アゼルバイジャンなどのコーサカス地方が発祥の発酵乳です。コーサカス地方の山岳民族がヤギの乳を運んでいるときに偶然、乳酸菌や酵母がヤギの乳に入り込み自然発酵しケフィアができていたのが始まりとされています。
ケフィアは美容と健康に効果があると言われています。コーサカス地方の女性が美しいのはケフィアの効果といわれるほどです。
このケフィアは発酵乳ということもあり、ヨーグルトとよく比較されます。しかし、違いはかなりハッキリしているようです。
ケフィアとヨーグルトの違い
ケフィアとヨーグルトの違いについてはそれぞれの定義からわかります。まず、ヨーグルトですが、ヨーグルトはブルガリア菌とサーもフィルス菌の2種類の乳酸菌を使った発酵乳の事を指します。ケフィアは地域によって使用される菌が違いますが、乳酸菌、酵母、酢酸菌が主に使用されます。
また、発酵の時間も異なっており、ヨーグルトは35〜37度で約8時間かけて発酵させるのですが、ケフィアは25度前後で約20時間かけて発酵させます。
ケフィアとヨーグルトは同じ発酵乳ですが、ケフィアのほうが多くの菌を共生発酵させるのでビフィズス菌を増やす働きが強いといわれています。そのため、腸内環境全般の改善が期待できるのです。
腸の働きを正常にし、消化、吸収、排泄の機能を正常にします。便秘にケフィアが効果があるというのはこうしたことによるのです。